MODERN RECORDS 3号店

STEVE DOUGLAS & HIE MERRY MEN-『LT.COLONEL BOGEY'S PARADE/YES SIR! THAT'S MY BABY』 1962年

 ＴＨＥ　ＲＯＮＥＴＴＥＳ／ＴＨＥ　ＣＲＹＳＴＡＬＳの楽曲でサックスを担当していたサックス奏者がリリースした作品で、ＰＨＩＬ　ＳＰＥＣＴＯＲがＰＨＩＬＬＥＳレーベルでリリースされた激レアシングルオンリー、ＳＴＥＶＥ　ＤＯＵＧＬＡＳ　＆　ＨＩＳ　ＭＥＲＲＹ　ＭＥＮ－『ＬＴ．ＣＯＬＯＮＥＬ　ＢＯＧＥＹ’Ｓ　ＰＡＲＡＤＥ』のＵ．Ｓ．オリジナル７インチ。

　ＴＨＥ　ＣＡＴＡＬＩＮＡＳ－『ＢＡＮＺＡＩ　ＷＡＳＨＯＵＴ』のサーフガレージ作品や、ＭＩＮＫ　ＤＥ　ＶＩＬＬＥ－『ＳＰＡＮＩＳＨ　ＳＴＲＯＬＬ』のパンク作品など、多くの作品に参加しているサックス兼フルート奏者で、ＰＨＩＬ　ＳＰＥＣＴＯＲが専属でセッションを一任していた実力派。　ＴＨＥ　ＲＯＮＥＴＴＥＳ／ＴＨＥ　ＣＲＹＳＴＡＬＳのガールズポップ名曲で聴けるサックスは、このＳＴＥＶＥ　ＤＯＵＧＬＡＳがほとんど担当しており、ドラマーのＨＡＬ　ＢＬＡＩＮＥと共に”ウォール・オブ・サウンド”を作り上げた第１人者です。　

このシングルは両面共に、ＰＨＩＬ　ＳＰＥＣＴＯＲを一流プロデューサーに育て上げたＬＥＳＴＥＲ　ＳＩＬＬがプロデュースを担当した作品で、英国海軍の行進曲やイギリス映画「戦場にかける橋（The Bridge on the River Kwai）」のテーマソング「クワイ河マーチ」のカバー曲。　「♪サル、ゴリラ、チンパンジ〜」という替え歌でお馴染みのあの曲を、ホンカーサックスで更にノリノリにアレンジしてしまった大ネタで、都内ではＪＡＺＺ　＆　ＪＩＶＥのＤ．Ｊ．ネタとして大人気の１曲。　やはり誰でも知ってるメロディは最強で、クラブでも盛り上がり確実なＤ．Ｊ．ネタです。　

Ｂ面は、ＷＡＬＴＥＲ　ＤＯＮＡＬＤＳＯＮが作曲した１９２０年代のスタンダード曲『ＹＥＳ　ＳＩＲ！　ＴＨＡＴ’Ｓ　ＭＹ　ＢＡＢＹ』をカバーした作品で、ＳＴＥＶＥ　ＤＯＵＧＬＡＳのサックスがブロウしまくっているホンカーＲ＆Ｒ。　大多数の方がＰＨＩＬＬＥＳレーベル作品とは気付かないであろう、ノリノリのロッキンチューンで、Ｂ．ＢＵＭＢＬＥ／ＥＲＮＩＥ　ＦＲＥＥＭＡＮ辺りのホンカーものお好きな方にオススメです。　

このシングルは、ＰＨＩＬ　ＳＰＥＣＴＯＲの作品の中でも、レアなシングルオンリーと未発表デモ音源に絞って編集されたＲＥＡＬ　ＭＵＳＩＣレーベルのコンピＣＤ”ＯＦＦ　ＴＨＥ　ＷＡＬＬ”にしか収録されていない貴重盤。　ＰＨＩＬＬＥＳレーベル最初期ラベル・デザインの１ｓｔプレスで、なかなか出てこないプロモ盤です。　

盤質：　Ｅ．ＤＪ．